3 健康に望ましい行動を取りやすくする環境づくりの目標と取組 (1)食環境づくり 健康に関心がある人は、自ら健康的な食品を選ぶことができますが、健康に関心が薄い人や関心を持つ余裕がない人は、そのような選択が難しい状況です。 そこで、誰もが健康に必要な食事の内容と量を自然に選択できるようになるためには、食品関連事業者や関係機関とともに、商品の開発や選択できる環境を整えていくことが必要です。 環境づくりの目標 食環境づくり:健康への関心の有無にかかわらず、誰もが栄養バランスのよい食事を選択できる食環境を、食品関連事業者等と連携し整える 現状・課題: ○従来の取組は情報提供による教育的な啓発が中心で、食品・食事のあり方を変えていくような取組が不足しています。 ○情報提供による知識の普及啓発だけでは、情報に触れる機会や理解の差が、健康格差を助長する可能性があることが指摘されています。 ○健康に関心が薄い人、関心を持つ余裕がない人の存在を踏まえた環境整備の取組が不足しています。 目指す姿:健康への関心の有無にかかわらず、市民の誰もが自分に合った、健康的な食事を選択できる環境になっています。 目標:健康への関心の有無にかかわらず、誰もが栄養バランスのよい食事を選択できる食環境を、食品関連事業者等と連携し整えます。 指標(直接成果) ・栄養バランスのよい食事を選択できる環境づくりに資する取組を行っている店舗数 直近値:今後把握 目標値:今後検討 取組を推進する10の視点の中で特に取り入れるもの: ③ナッジやインセンティブの活用 ④環境の創出と利活用 ⑤つながりで進める健康づくり ⑥誰も取り残さない健康支援 ⑨産学官連携・共創 行政の取組 取組対象:関係機関 取組内容:産学官が連携し、健康への関心の有無にかかわらず、誰もが健康的な食事ができる食環境づくりを推進します。 取組対象:食品関連事業者 取組内容:食環境づくりの枠組みを整備します。企業向けPR及び研修会等を開催します。