感染症に気をつけよう。 2024年4月号、2024年4月15日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、インフルエンザ。 3月末に流行注意報は解除されましたが、報告数は例年より多い状態です。 イ、新型コロナウイルス感染症。 1月以降、患者数は減ってきていましたが、3月に入ってからの患者数は横ばいに変わりつつあります。 ウ、梅毒。 流行の中心は20歳代です。感染が気になる方には、無料かつ匿名での検査もできます。 2、麻しんにも注意しましょう。 はしかとも呼ばれる感染症です。今年に入ってから、麻しんの感染事例が報告されています。日本ではあまり聞かなくなりましたが、世界のいろいろな国で流行しているため、海外旅行をきっかけに日本に持ち込んでしまうことがあります。 3、海外での感染症にも注意が必要です。 この時期、ゴールデンウィーク中の海外旅行を計画している人もいると思います。しかし海外では、日本では珍しい感染症が流行していることがよくあります。せっかくの旅行を台無しにしないためにも、次の三つのことを忘れないようにしましょう。 一つ目は、食べ物です。 生水や氷、カットフルーツなどは避けて、加熱されたものを選びましょう。 二つ目は、野生の生き物です。 特に、蚊は、いろいろな病気の原因になります。デング熱やマラリア、ジカ熱など、一度は耳にしたこともあるかと思います。 三つ目は、旅行前に予防接種を済ませておくことです。 予防接種の種類によっては、完了までに数か月かかるものもあります。もし夏休みの旅行を考えているなら、今からトラベルクリニックに相談してもいいでしょう。